6月22日(月)から全学年での登園が始まりました。
はじめは、自分の好きなことややりたいことに向かう子、
前年度になかよしだった友だちを誘って遊ぶ子、
それぞれが自分のことに一所懸命だった子どもたちですが
一週間、二週間・・・日が経つに連れて、少しずつ視野が広がり、
年長と年少、年中と年少、と異年令での関わりも増えてきました。
「ねぇ、みててね!」と自分の作ったドミノを倒すところを年少さんに見せる、年中のおにいさん。
きれいにドミノが倒れると、「わぁ~!すご~い!」と目を丸く見開き喜ぶ、年少さん。
すぐに「わたしも、やってみたい!」と年少さん。
「いいよいいよ~!!」と年中さん。
今度は二人でドミノ作りが始まりました。
自分より小さい年少さんに”ちょっといいところ見せちゃおう!”と張り切る年中さんでした。
年少さんも、おにいさんと関わることで刺激を受けて、あそびの幅が広がったようです。
こちらは、お母さんに会いたくなって泣いている年少さんを見つけて、駆け寄る年長のおねえさんたち・・・
「どうしたの?」と年長さん。
「おかあさんに、あいたくてさみしいみたい。」と、先生。
「そっかぁ、わたしたちもさ、おかあさんにあいたくてないたことあったんだよね」と
自分たちの経験に重ね合わせながら、優しくぽんぽん、と頭を撫でていました。
「わたしたちも、こまったときはおねえさんたちが、たすけてくれたんだよ~」と
自分たちが今までしてもらったことを、今度は自分たちが”おねえさん”として
優しく寄り添ってあげる姿に、年長らしさを感じるひとコマでした。
伸びる会幼稚園は、全学年が同じ”おうち”(園舎)の中で暮らしています。
そして年長保育室から園庭に出る通り道に、年少保育室があることで、
チラっと年少のお部屋を覗く年長さんがいたりと、自然と暮らしの中で年少さんを気にかける姿が多く見られます。
それぞれが同じ”おうち”に暮らす仲間として、助け助けられ、支え合う環境となっているようです。